
ヴイ街なかの理念と目標をお伝えします
1.名称
ヴイ街なか2.目的
健康で安全な食の提供を行い、障害を持つものも持たないものも誰もが分け隔てなく行き来でき、またお年寄りが一人でも気軽に立ち寄ることができる「食の場」を開設。孤食ではない「食のスペース」とともに、「相談」を軸に訪れる人のサポート支援を行ったり、遊びや学びの講座(機会)を作ったり、というカルチャー要素も取り込み地域交流の場の創造と活性化を図ることを目指す。この実現のためには、ともに地域で関わる東京家政大学の「食育」と食に纏わる実践を踏まえた協力と連携を基本に進める。
同時に、これらの場を障害者が働くところとして、その雇用を継続的に実現・拡大させる事業とする。その推進の組織体は明確にコミュニティービジネス(特に健康・共生・交流・地域活性・安全安心などに関わる)を志向できる株式会社-ビジネスの視点を導入した雇用の場を作ることで継続性と信頼性を担保するとともに、一定の利益を計上しなければならない緊張をもたらす-とし、多くの株主と事業をサポートしていただく賛同者を獲得しながら、地域に根ざした活動として取り組んでいく。
3.背景
生きていく上での基本行為である「食」にまつわる問題は古くて新しい。特に昨今、食の安全に関して不祥事が続く中、人々の関心は一層高まっている。また、「食」を通して健全な心身を培い、豊かな人間性を育む「食育」もクローズアップされている。
外食産業が盛んになり、どこでも簡単に食事ができる雰囲気があるようであるが、例えば、女性が一人で、お年寄りも気軽に、また障害を持つ人も持たない人と同様に何の分け隔てなく入ることができる「食のスペース」はあるのだろうか。かつ、その場は健康で安全な食を提供しているのだろうか。また、食事の場から、いろいろな交わりや「リフレッシュ」につながる空間へと広がる可能性があるのか。翻って、今回事業を予定する十条にこれらの要件を満たす食の場があるだろうか。
それに対する解答として、障害を持つものも持たないものも分け隔てなく行き来できる「食の場」=小さな複合施設を作り、課題解決を試みるというのはどうだろうか。幸いなことに地域では、栄養・環境・保育などを通したコミュニティと「食育」に対する専門性と豊かな実績がある東京家政大学との交流がある。その協力・連携のもとに、安全・安心な食べ物に“大学が協力する”という他には見られない特色と差別化を打ち立てれば、この場を利用する人に大きな信頼感を与える。また、地域に在る大学教育の一環が、地域という現場で実践され生かされる機会ともなるのでは。更には地域活性化にも寄与するのでないか。
一方、障害者雇用は徐々に上向いているとはいえ、まだまだ厳しい状況にある。だからこそ、障害を持つものの自立と雇用を支援することは、広く社会に課せられた問題であり、その課題にチャレンジすることは私たち一人ひとりの問題であると考える。「障害を持つ人が暮らしやすいところは、障害を持たない人にとっても住みやすい」を題目だけに終わらせてはならない。行政においても障害者雇用に対する助成など、支援の施策を展開している。その活用も含め、障害を持つ人の働く場を作っていく機会を追求しなくてはならない。今回の事業展開は、ささやかながらも地域と社会に働きかけ、障害者雇用を作り出していくためのものである。
(1)ダイニング街なか(大学連携を前提に)
健康で安全な飲食の提供を行うとともに、栄養カウンセリングや料理教室を開催し「食育」を実践する。
お年寄りなどの立ち寄り場としても、障害を持つ人が気軽に出入りできるところにも、そして地域の多くの方の憩いのスペースとしての「食の場」を目指す。将来的にはフェアトレードの扱いも検討する。
具体的には、
朝 - パンの販売と喫茶の提供。
昼 - 軽食・喫茶とともに「昼の定食」を用意。持ち帰り用の惣菜も検討する。
-日替わり定食屋-or-コミュニティ・レストラン-
夜 - 食事メニューを揃えるとともに、お酒も召し上がっていただく。
バイキング形式での夕餉という形式も追求する。
これらのメニュー構成を中心としたハード・ソフト面の運営(飲食だけではなく、ダイニングを利用した諸行事)は、食材の仕入れ-地場食材の活用-等も含め東京家政大学との連携・協力の下に進める。
⇒ ヘルシー・コミュニティーの想定
(2)サポート街なか
法律相談を含めた「相談」行為を通して人を支えていく活動を行う。例えば、健康、子育て、食育などの相談カウンセリングを設定する。また、公的機関の相談事業の連携と委託も検討する。
(3)スタジオ街なか
(小さなカルチャーセンターをイメージしつつ)
遊びと学び、そしてリフレッシュの場として活用する。例えば習字、絵画、ダンス、ヨガ、体操などの講座をタイムシェアで開き、地域の人に利用していただくとともに“ダイニング街なか”に立ち寄る人に健康と癒し、そして明日への活力を提供する講座を開設する。
ピアノ(楽器)、ダンス、体操、ヨガ、お茶・お花、習字、絵画などの講座を単一設定し、その講師(教室)に講師料を支払うという形式で教室を運営する。
以上がヴイ街なかの事業の三本柱のスケッチである。それぞれ運営に関する課題、雇用に関わる具体的なマネジメントなど、細部の作業が必要であるが、今後とも多くの方の関わりと協力をお願いしつつ、一層の協働を目指したい。


